反面教師
限られた人生の中で尊敬できる人とどれくらい出会えるのだろう。
また、こうはなりたくないと思う人とどれくらい出会うのだろうか。
たった27年間生きてきて、それでも出会った人はかなり多い方だと思う。
職場も何度か変わり、関わってきた人の数もそれなりにいるのではないかと思う。
「仕事」という局面になると相手の人格が顕著に表れるから面白い。
ただ、ストレスも多い。接客業を続けていると特に、常に相手に気を遣って汲み取って対応しなければならない。だから同僚や上司にまで気を遣ってたら気が可笑しくなる。
責任の重さも然り、適当にやろうと思えば自分が楽にしようと思えばいくらでもできる。それが今いる環境。
相手を見下したり、心無い言葉を遣ったりする人が多いのはそれが当たり前の環境であったからだろうか。どちらにせよ、反面教師にする人が多いことが悲しい。
そういう人に対して「どうしたらそうなるのか?」という疑問しかない。
どう考えても、その結果には至らないから尚更である。
例えば自分が育ってきた環境。
これって人格を形成するうえで最も影響を及ぼすもの。
周りの大人たちを見て「こうなりたい」という希望に満ち溢れて育つ子⊕と、「こうはなりたくない」と拒絶心を抱えて育つ子⊖。
⊕か⊖か。どちらもなくてはならないものだけど、割合は⊕の方が心が豊かになるのではないかと思う。
子供の頃は環境を選択できずただ与えられた環境の中で学ぶしかできなかったけれど、今は環境は全て自分で選択できる。それが自立。
やっとスタートラインに立てている状態でどのコースを走るか。
全ては自分次第なのだと思う。