ささこ's Life Log

渡英記録✯イギリスワーホリ/YMS 2.2019-

そういう風に、できている

憧れのロンドンに越してきた、初旬。
仕事も友人も見つからず家に籠っていた、中旬。
ご縁を目の当たりにし、仕事が決まった、下旬。

 

6月はまとめるとこんな感じでした。

文章にすると、なんてコンパクト!

 

ですが、この一か月間は今までの人生で一番悩んだ期間だったと思います。

 

 

 

大きな影響を与えたのは、やはり仕事を得たこと。

収入源があるかないかでは心のゆとりが異なります(今は難しくても、お金に囚われず豊かな暮らしができたらいいなーと思うのですが)。

 

仕事を探し始めた当初、ある程度職種を絞っていて、もうこれだろうと思っていた案件があったんです。いくつかのエージェントからも同じ案件を紹介されて、採用の確率は高いのではないかと勘違いしていたんですね。なのでCVを提出して、面接の詳細を待つだけだけでした。

 

がしかし、待っても待ってもその案件からの返事はありませんでした。

いつ返事が来ても動けるように2週間近く何もしない日々が続いたのですが、さすがに進捗状況をエージェントに問い合わせました。

そしたら「良い人材がいたらすぐに連絡がきている」とのこと。

あ、可能性はないな。と白紙に戻すまでに時間がかかりました。

 

 

「手に入れられる」と思っていたものが無くなった時の不安ってかなり大きいんですね。つまりはお金なんですけれども。

当時の私は、日本から持参した貯金に余裕なんてなくギリギリ!もちろん精神的にも余裕はなくギリギリ!!!

 

その後はエージェントには頼らず、とりあえずネット上から応募しまくりました。

優先順位なんて無視して、数打てば当たるの精神で。

 

そしたら応募した案件の中に、以前登録だけしていたエージェントが扱っている案件があり、「実際にオフィスに来てみないか」と提案されて次の日に伺いました。

久しぶりに予定ができて嬉しかったことを覚えています。

 

オフィスを訪れてみると、こじんまりとしたアットホームな場所でした。

エージェントの方はとても親身に相談に乗ってくれ、その場でいくつか案件を進めてもらいました。内1社は次の日に電話面接をすることに。

とにかく仕事が早い・・・!初めからここへ来ればよかったーと思いました。

 

 

翌日、紹介してもらった会社との電話面接を終え、2日後に課題提出、更にその3日後に最終面接をし採用が決まりました。エージェントを訪れてから採用まで、ぴったり一週間。

 

面接や課題提出については、自分ができる最大限、無我夢中に取り組みました。

というか新卒の就活ぶりでしょうか、課題なんて。

必死に何かに取り組んだのなんていつぶりだろう・・・なんて気づく良い機会になったのですが、きっかけは一通のメールでした。

 

「就職活動、新しい地でやっていくのは、大変だとは思いますが、努力すれば、それなりに機会は得られると思いますので、めげないで頑張ってください!

いろいろ情報を得て、どんどん機会を見つけていくように心がければ、きっと何か見つかりますよ。

はじめは、あまり興味ないようなものでも、機会があるのなら、経験を積んでいくにはとてもいいことだと思います。

 

私も、イギリスでは、音楽家として、何もないところからスタートしましたので、こういう状況の人には、応援したくなります!!

 

では、何か問題があったら遠慮しないでメールください。」

 

これ、実は大家さんが送ってくださったものです。

日本では医者でイギリスでは音楽家として働いているそうなんです(現在は日本にいらっしゃいます)。

 

このメールを受け取って、プライドも偏見も捨てて、今できることを必死にやろうと思いました。

ただでさえお忙しいのに、私にまで温かい言葉をかけてくれる大家さんに感謝です。

 

 

そんなこんなで、終盤はあれよあれよという間に物事が進んでいったのですが、

これらの出来事を通じて思ったことが「人の助けなしに生きていけない」ということです。

「助け」というのも色々あって、精神的に救われたのは「気にかけてくれる」ということでした。孤独に押しつぶされそうになる時って、「大丈夫?」の一言だけでも有難いんです。

 

 

長くなってしまいましたが、とにかく色々な方の助けを実感すると同時に「そういう風に人生はできているのだ」と考えさせられました。